乱視用コンタクト一覧
乱視用コンタクトの通販
乱視用コンタクトはトーリックレンズと呼ばれています。乱視が強いけれどハードコンタクトでは異物感が強くて使えないという人にソフトタイプの乱視用コンタクト(トーリックレンズ)はおススメです。乱視用コンタクトには、「ワンデータイプ」、「2ウィークタイプ」、「マンスリータイプ」、「長期装用型」とありますが、「マンスリータイプ」と「長期装用型」に関してはごく一部のメーカーのみの取り扱いとなっています。
近視や遠視だけのコンタクトを通常タイプとするならば、乱視用コンタクトは特殊レンズに該当することになります。そのため一般的には価格も若干割高であり、コンタクトレンズ販売店舗でもコンタクトレンズ通販サイトでも比較的、メーカーへの注文レンズに位置づけされているケースが多いようです。アレッズコンタクトでは、ワンデー、2ウィークタイプの乱視用コンタクトに関して乱視軸度で最も多い180°タイプの在庫を一部ご用意していますので、データによっては即日発送の対応も可能です。
乱視用のデータについて
乱視用コンタクトを購入する場合には、必ず必要なデータがあります。ここで紹介するデータはソフト系の乱視用コンタクトのデータであって、乱視用ハードコンタクトの場合は異なりますのでご注意下さい。
①BC8.6 / ②SPH-3.00 / ③CYL-1.25 / ④AXIS180 / ⑤DIA14.0
①BCについて
BCは、レンズの内側の曲がり具合を数値化したもので、使い捨てコンタクトの場合、各レンズのBCは1種類のみなので選択する必要はないのですが、長期装用型の乱視用コンタクトの中にはBCが何種類かに分かれており、選択できるようになっています。
②SPHについて
SPHとは、球面レンズのことで近視や遠視を矯正する度数のことをいいます。メーカーによってはD(屈折力を表す単位)で表記してあったり、Sの一文字で表記している場合もあります。近視を矯正する度数にはマイナス(-)が、遠視を矯正する度数にはプラス(+)の表記が付いています。もし乱視だけと言う人がいたら、SPHは±0.00ということになります。
③CYLについて
CYLとは、乱視を矯正するレンズで円柱レンズと呼ばれています。SPH(球面レンズ)がどの方向にも均等に度数が入っているのに対して、円柱レンズはある一方向に度数が入っており、それと垂直に交わる方向には度数が入っていません。
④AXISについて
CYL(円柱レンズ)を配置する位置を示すデータのことです。CYL(円柱レンズ)には上記に記載した通り度数の入っていない方向があります。その度数の入っていない方向を乱視軸度と言い、それをAXIS(アクシス:アキシス:アックス)と言うデータで示しています。CYLとAXISは必ずセットで表記されるデータです。時々ご注文データでAXISの記載のないご注文がありますが、このデータがないだけでメーカーへの発注もできなくなりますので、ご注文の際には注意が必要です。
⑤DIAについて
DIAはレンズの直径のことです。ひと昔前までは14.0mm前後を採用しているメーカーが多かったのですが、現在は多くの人の目の上で安定感のいい14.2mm前後の規格を採用しています、DIAもBCと同様、使い捨てコンタクトの場合は各メーカー1種類しかないため選択はできませんが、長期装用型の中には選択できるレンズもあります。
⑥乱視には人それぞれ方向がある
眼科やメガネ屋さんで視力検査をした経験が少なからず有るかと思います。その検査の途中でこのような図を見せられたことがあるはずです。これは乱視表と呼ばれているもので、縦横斜めに放射線状に均一な長さの、均等な濃さの線が掛かれています。
近視や遠視だけの人が見た場合、ボヤけては見えるのですが、放射線自体に濃淡などのムラはありません。しかし乱視の有る人がこの表を見ると、例えば時計の線で言うと「6時と12時」の線が他の線と比較すると濃く、はっきりと見えたりするのです。しかし濃く、はっきり見えたりする線は人によって異なり、それが「3時と9時」であったり、「4時と10時」であったりするわけです。乱視には方向があり、その方向は人によって異なるということがこのことからもわかります。人によって方向があるということは矯正する際にも人それぞれ矯正すべき方向があり、それを示しているのがAXISです。
乱視用コンタクトには相性がある
例えばB社の乱視用コンタクト(BC8.6/DIA14.5)で下記のようなデータで良好な視力が出るという人がいたとします。
SPH-3.00 /CYL-1.25 /AXIS180
この人がJ社の乱視用のコンタクト(BC8.5/DIA14.5)を装用すると「見え方が良くない」と言うことがあります。目の上にレンズを乗せると、レンズの収まり具合や瞬きの際のレンズの動きは人それぞれ異なります(フィッティング)。しかし乱視には先に記載した通り矯正すべき方向がありますので適正な方向にレンズの乱視軸AXISが落ち着いてくれないと良好な視力を得ることが出来ません。そのため乱視用コンタクトレンズにはまばたきをしても、ある程度は適正な位置に乱視軸AXISが落ち着く様に特殊なデザインが施されています。ただ各メーカーごとに乱視軸度を安定させる為に採用しているデザインが異なるのです。そのため人により、どのメーカーの乱視用コンタクトを装用しても安定して良い位置に乱視軸が収まる人もいれば、レンズのデザイン的にメーカーによって相性の良し悪しが出てしまう人もいるわけです。またレンズデザインとは別の部分で、レンズの素材の部分での相性もあります。メーカーを変更する場合はその部分をよく念頭に入れて交換しないといけません。
乱視用コンタクトのQ&A
Q1,乱視がある人は乱視用コンタクトを使わないとダメですか?
眼科やメガネ屋さんで視力検査をすると、乱視の全くない人は意外と少ないものです。多くの人が近視と乱視、又は遠視と乱視の両方があると言う人が多いのが実情です。しかし乱視のある人はみなさん乱視用コンタクトを装用しているかと言えば、そんなことはありません。軽度の乱視であれば矯正をしなくても視力に支障をきたしませんし、自覚としても不自由さを感じる人は少ないと思います。度数で言えばCYL-0.25~-0.75位まででしょうか。見え方に対する満足度が人それぞれである以上乱視がある=乱視用コンタクトである必要はありません。乱視用コンタクトは通常タイプと比較するとお値段も割高です。コンタクトレンズ選びにおいては「予算」も大きな要素です。通常タイプで満足する視力が得られるのであればそれに越したことはありません。
Q2,乱視コンタクトにはいろいなタイプがあるのですか?
ソフトコンタクトに限定して言うと、乱視用コンタクトには「ワンデータイプ」、「2ウィークタイプ」、「カラコンタイプ」、「マンスリータイプ」「長期装用型」があります。中でも「マンスリータイプ」と「長期装用型」に関しては他のタイプと比較しても販売されている商品数はぐっと少なくなります。レンズの選択肢という点で言えば、「ワンデータイプ」、「2ウィークタイプ」が一定数のアイテムの中から選択が可能です。「カラコンタイプ」は現時点ではワンデーに限られており、枚数もほとんどが10枚入(一部30枚入あり)で、乱視度数、乱視軸度、カラーの組み合わせでもバリエーションは差ほど多くはありません。「長期装用型」の乱視用コンタクトは現在、アイミーの「アイミーソフトⅡトーリック」とメニコンの「ソフト72トーリック」 の2商品のみの扱いとなっています。この2種類のレンズは素材特性の異なるレンズです。
Q3,遠視なのですが、乱視用コンタクトは作れますか?
ボシュロムにはSPH(球面度数)の遠視度数の規格はありませんが、他のメーカーはいずも製作範囲はそれぞれ異なりますが、遠視度数でも対応可能な規格がそれぞれございます。
Q4,以前使っていたデータが見つかりません?
ジョンソンエンドジョンソンの「ワンデーアキュビューモイスト乱視用」や「アキュビューオアシス乱視用」はそれぞれ、2018年3月と2023年11月に製作範囲の縮小を実施しています。特に球面度数-6.50以上で強めの乱視度数などが対象となっていますので、ご不明な場合は別途お問い合わせ下さい。
Q5,片眼だけに乱視があるのですが、どうしたらいいですか?
乱視用コンタクトを販売しているメーカーは、それと同一シリーズで通常タイプのレンズも販売していますので、片眼は通常タイプ、片眼が乱視用コンタクトという使い方でも問題はありません。
Q6,乱視用コンタクトは破損しやすいですか?
乱視用コンタクトには各メーカーごとに乱視軸度を安定させるための特殊なデザインが施されています。そのため通常タイプと比較するとレンズの周辺部の厚みなどが均一ではない場合もありますので、通常タイプのレンズと比較するとレンズ自体がデリケートにできています。取り扱いは慎重にすることをお勧めいたします。2ウィークタイプの場合であれば、必要に応じて若干割高ではありますが、こすり洗い不要のケア用品を使用するのもいいかもしれません。
Q7,長時間装用していると見えにくくなってきますが、どうしたらいいですか?
乱視用コンタクトだけの話しではありませんが、長時間装用していたり冷暖房など空調の効いている場所に長時間いたりするとレンズ自体が乾燥してくるので見えにくさを感じることはあります。乱視用コンタクトの場合は乾燥の程度によって乱視軸の安定位置も変化し、見えにくさを感じることも出てきます。そういう時はソフトコンタクト専用の目薬などを点眼して様子を見てください。
Q8,メガネのデータで乱視用コンタクトは作成することはできますか?
メガネのデータは乱視用コンタクトを作成する際の参考にはなりますが、メガネのデータ=乱視用コンタクトのデータにはなりません(偶然同じになることはありますが・・・)
●乱視軸度の調整
乱視の矯正にとって乱視軸度の安定がとても重要であることは上述した通りですが、メガネは耳と鼻の部分でメガネがしっかりと固定されますので、その人の目に対して乱視軸度はしっかりと固定化され、常に安定して良好な視力を得ることができます。一方乱視用コンタクトは少なからず目の上で動きますので、必ずしも乱視軸度が適正な位置に収まるとは限りません。例えばご本人の乱視軸度が180°方向だとします。その人の目に乱視軸度180°の乱視用コンタクトを入れた時に適正な位置に収まればとてもよく見えますが、いつも時計回りの方向に10°程度傾いてしまうとしたら、その人の目に対しては常に170°の位置に収まっていることになります。そうすると本来の180°から10°ずれて入っていることになるのでその分見え方が悪くなるわけです。その場合予め乱視軸度10°のレンズを装用すれば、ちょうど10°ずれてちょうど180°の位置に収まると言う理屈が成立します。つまりそういうレンズのずれをフィッティング検査などで確認し、適正な乱視軸度で処方データが発行されることになります。
●度数の調整
メガネのレンズは角膜の前方12mmの位置に配置されて物を見ています。ところがコンタクトレンズの場合は黒目の上に直接乗っているので「焦点距離」の関係でメガネよりも弱い度数でメガネと同等の見え方を得ることが出来ます。
度数が強ければ強いほどその差は大きくなります。例えばメガネで-4.00で矯正される場合、コンタクトレンズなら-3.75で矯正が可能になります。これが例えば-6.50のメガネであればコンタクトレンズにすると-6.00で矯正が可能になります。-10.00であれば-9.00で、-16.00であれば-13.50で矯正が可能になります。以上、メガネのデータとコンタクトレンズのデータにはちょっとした違いがあるのです。
Q9,乱視用コンタクトには通常のワンデーコンタクトのようにお買い得の90枚パックのような商品はありますか?
乱視用のコンタクトは特殊なデザインのレンズなのでお徳用90枚パックのようなタイプはどのメーカーからも販売はされていません。そのため、片眼が通常タイプのワンデー、片眼が乱視用コンタクトをお使いの方は、通常タイプの方はお徳用90枚入りを、乱視用は30枚入り3箱でご購入頂くことになります。
Q10,乱視用コンタクトは即日発送が可能ですか?
乱視用コンタクトは通常タイプのレンズとは異なり、特殊レンズと言う位置づけのレンズなので、在庫を保有しているコンタクトレンズ販売店はとても少ないと思います。アレッズコンタクトではその中でも利用者さんに人気の乱視用コンタクト、データ的に利用者の多いデータに限って、即日発送ができるよう、いくつかの在庫を保有していますので、平日17時までのご注文であれば在庫レンズは即日発送可能です。ただ欠品している場合もありますので、余裕を持ってご注文くださいね。
在庫をご用意しているのは下記のレンズです。
★ジョンエンドジョンソン
★ボシュロム
お急ぎの場合は,御気軽にお問合せを頂けたら、在庫の確認がいつでも可能です。
また乱視用の2ウィークタイプはパッケージが小さいため、お客様のご要望があればポストへのお届けも可能です(ケア付きセットは除く)
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