コンタクトレンズの製作範囲について
コンタクトレンズにはそれぞれ製作範囲があり、その製作範囲から逸れたデータのレンズは製作することは出来ません。
一方で装用する側にも「目の形状」や「大きさ」、「度数の強さ」など個人差がありますので、中には希望したレンズの製作範囲内に収まらないという人も一定数いらっしゃいます。そのような場合にはやはり製作可能なレンズへの変更を検討しなくてはならないわけです。
しかし残念ながら、どのレンズの「製作範囲」にも収まらないという人もいます。その場合は眼科で相談して「製作範囲内」の中で、よりいいものを選択せざるを得ません。
使い捨てコンタクトの製作範囲
使い捨てコンタクトは全商品、特注規格と言う考え方はなく、製作範囲内のレンズはどのデータでもメーカーの方で在庫を保有しています。そのためどのレンズの、どのようなデータであってもお届けまでにさほどお時間を要することはありません。(メーカー欠品以外は・・・)
長期装用型ソフトコンタクトとハードコンタクトの製作範囲
製作範囲は考えようによっては2つに分かれています。
常備範囲内データ
多くの人のデータがここに該当します。データ的に装用者が多いためにメーカーが常に在庫を保有しているデータと言っていいと思います。別の言い方をすれば「通常規格内データ」「メーカー常備データ」と言うことになります。
そのため注文しても直ぐに入荷します。
特注規格データ
これは製作範囲内のデータであるものの、通常規格内データからは逸れているデータです。特注規格は度数が「とても弱い、強い」、BCが「とても小さい、大きい」、レンズ径が「標準径以外」などのデータが対象になります。
注文後にメーカーの方で製作するため、メーカーやレンズにより異なりますが、概ね1~2週間程度のお時間を要します。