オケージョナルユースとは？

オケージョナル「occasional」と言う言葉には以下のような意味があります。

●特別な場合の、特別な機会の　●時折の、時々の、折々の　●ところどころにある　●臨時の、臨時に使う、予備の

これらの意味からも分かるように、オケージョナルユースとは、コンタクトレンズを「毎日」ではなく「必要な時に」「必要に応じ使用する」使い方の事をいいます。

オケージョナルユース

どちらかと言えば多くの方が毎日使用するコンタクトレンズですが、以下のような理由で毎日使用しない、あるいはできないという人もいるのです。

●コンタクトレンズでは良好な視力が出ない
●目に異物を入れることができない
●アレルギー症状が強い
●スポーツの時や着物を着るときに使いたい
●職業柄、メガネが使用できない
●メガネが好き
●経済的に眼鏡の方が楽

等々、様々な理由でコンタクトの装用を「時々」にしている人がいるわけです。

オケージョナルユースで注意したいこと

国内で販売されているコンタクトレンズは、いずれも一定の機能を有した安全性の高いレンズなのですが、使い方を誤れば目に障害が発生してしまいます。

目が痛い

コンタクトレンズをお使いになる上で一番に考えなくてはならない問題、それは異物を目に乗せることにより酸素が眼に供給されにくくなるということです。

だからこそコンタクトレンズには「装用時間」が決められていて、それを守ってくださいと言う指導がなされているわけです。

それは今迄たっぷりの酸素を供給されていた黒目を、少しずつ酸素が供給されにくい状態に慣らしていくためです。

日頃から運動していない人が急に運動をしたら、それも長時間・・・

翌日にはきっと大変なことになっていることでしょう。だから事前にストレッチなどをしてそうならないようにするわけです。

ストレッチ

それと全く同じ理屈で・・・

一気に装用時間を増やしてしまえば、黒目にキズや炎症が発生する可能性があるからです。そうならないように黒目のウォーミングアップをしているということです。

装用スケジュール

コンタクトレンズを毎日装用している人は、黒目がある程度酸素の供給されにくい状況に慣れていますので、黒目にキズが付くようなことにならないわけです。

どんなに長期間の装用経験があっても、時々しか装用しなければ黒目はいつでも「初心者」なのです。

ですからオケージョナルユースでコンタクトレンズを装用する場合は、短めの時間で外すようにしないと黒目にトラブルが発生してしまいます。

もし、長い時間装用しなくてはならないような時には、装用する日から逆算して、徐々に時間を延ばしてから装用する様に心掛けるようにお願いいたします。