ガチャ目(不同視)とは?
ガチャ目とは?
「ガチャ目」・・・日常生活でもよく耳にする言葉です。
「ガチャ目」という言葉は左右の目の視力に大きくな差がある状態を指す、いわゆる俗語です。
左右の目で多少の視力差がある人は沢山いますし、視力差があっても特に問題になることもありません。但し支障なくモノを見るという点では左右の視力差にも限界があります。
不同視とは
左右で認識する像の大きさに関して言えば、ある程度の差までなら、脳が違和感なくモノを見ることができるようにまで処理をしてくれますが、一般的に左右の差が±2.00D(ディオプトリー)以上になると脳が左右差を処理できなくなり、目や体に様々な不調を引き起こすと言われています。
このような目は正式には「ガチャ目」ではなく、「不同視」と呼ばれています。
不同視による不調とは・・・
●ものが二重に見える
●めまい、頭痛、吐き気、肩こりなどを生じる
●対象物との距離感がつかみにくい
●目が疲労しやすい
●ものを立体的に見ることができない
不同視はメガネよりもコンタクトレンズがおススメ!
何故、不同視の人にはコンタクトレンズがおススメなのでしょうか?
近視の人の目を例に挙げていくと・・・
近視を矯正する凹レンズは、レンズの性質上、レンズを通してモノを見ると小さく見えます。その傾向は度数が強くなればなるほど顕著に出てきます。
従って一つのモノを見た時に左右の度数が同じ、または左右差が小さい人は対象物が同じ程度に小さく見えるので、脳の中で像が容易に一つの像として認識されます。
ところが左右差の大きい人がメガネを掛けてモノを見ると・・・
上の図のように一つのモノを見た時に右と左でモノの大きさが違って見えるため、脳が容易に一つに出来ないわけです。
容易に一つにできない=体に不調が出てくることになります。
不同視の人がコンタクトレンズにすると・・・
コンタクトレンズの場合、黒目の上に直接レンズを乗せて矯正しますので、メガネのような「モノの大きさが左右で異なってみえる=不等像視」の症状が出てきません。
不同視の人にはコンタクトレンズがおススメでもメガネは必須アイテム!
不同視にはコンタクトレンズがおススメであっても、1日中付けっぱなしには出来ません。時間が来たらコンタクトレンズは外さないと目に障害が発生してしまいますので、嫌でもコンタクトレンズの代わりにモノ見るための手段を確保しておかなくては生活が立ち行かなくなります。
眼科やメガネ屋さんと相談して必ず手元に置いておく必要があります。